第16回国際薬剤疫学会アジア会議及び
第29回日本薬剤疫学会学術総会 ポスター発表
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2024年10月18日
ArkMS株式会社
10月12日(土)~14日(月)に開催の
「第16回国際薬剤疫学会アジア会議」及び「第29回日本薬剤疫学会学術総会」にて
当社社員が以下2つの発表を行いました。
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- 日時:2024年10月12日(土)~14日(月)
- 会場:東京大学 本郷キャンパス
今回のテーマ選定にあたって:
CROとして、リアルワールドデータを活用した疫学研究の立案から公表までの実現を念頭に入れ、テーマ選定をスタートしました。
今回は「未病、予防の観点」および「疾患の治療実態」にテーマを絞り、1つはレセプトデータの中に歯科レセプトが含まれていることから歯周病をテーマとし、2つ目として治療パターンが多岐にわたる関節リウマチに関するテーマを選択致しました。
DB(Cross-Fact)を選択した理由:
- 歯周病テーマ:前年度の疫学会での発表テーマ*であったメタボリックシンドロームでも選択したDBであり、その際に歯科レセプトがあることを理解していたので、今回テーマと併せてデータ利活用を行えると考え選択しました。
・メタボリックシンドローム(脂質異常症、2型糖尿病、高血圧症)における発症の関連性と血液検査の頻度に関するデータベース研究(Cross-Fact)
- 関節リウマチテーマ:治療実態を確認するために保険者ベースのDBとしてCross-Factを選択しました。
ポスター発表一覧
Treatment Patterns of Patients with Rheumatoid Arthritis in Japanese Claims Database
Masaru Koyama1, Eri Kametani2, Xin Liu2, Aiko Kokubun3,Toshio Yoshii2, Hiroyuki Fujii2
1 Evidence Solution Department, Ark Medical Solutions Inc., Japan, 2 Clinical Research Department, Ark Medical Solutions Inc., Japan., 3 Solution Planning Department, INTAGE Real World Inc., Japan.
要旨:
RA治療ガイドラインでは、MTX(Phase1)が無効な場合、MTXとbDMARDsまたはJAKiの併用 (Phase2)を推奨している。今回の解析では、Phase2の25%がbDMARDs/JAKiの単独投与を受けていた。
Phase2時には、75%の患者がMTXとbDMARDs/JAKiを併用していた。 10.6%の患者はMTXの副作用を防ぐためか、MTXの投与量を減らして使用していた。
若年患者や病院で治療を受けた患者では、bDMARDsまたはJAKiがより多く処方されており、このグループでは早期から積極的な治療が行われている傾向が示唆される。
担当者のコメント:
データベース研究を行うにあたって一番苦労したのはテーマ決めでした。今回興味深い研究結果が得られましたので、本テーマについてより深掘りした研究を進めていきたいと思います。
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Association Between Metabolic Syndrome And Chronic Periodontitis in Japanese Claims Database
Makoto KANENISHI1, Yuka FURUKAWA1, Marika NAKAJIMA2, Akiko KOKUBUN3, Toshio YOSHII1, Hiroyuki FUJII1
1 Clinical Research Department, Ark Medical Solutions Inc., Japan, 2Evidence Solution Department, Ark Medical Solutions Inc., Japan,3Solution Planning Department, INTAGE Real World Inc., Japan
要旨:
メタボリックシンドローム(MetS)患者の約65%が慢性歯周病(CP)を有していた。特に50歳以下〜55歳未満でCPの出現率が高かった。
先行研究でも同様に報告されているように、女性は男性に比べてCPの割合が高かった。
脂質異常症は他の2つのMetSと比較してCPの割合が高かったが、CPは女性、男性ともに脂質異常症の後に多く診断された。
脂質異常症におけるCP高値発現に影響する因子を探るためには、さらなる研究が必要である。
担当者のコメント:
当日は様々なご来場者より歯周病とメタボリックシンドロームというテーマにご興味を持っていただけました。今大会で得た経験を活かし、今後も新たな挑戦を続けていきたいと考えています。
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